神戸の熱血弁護士!「向井大輔ブログ」 弁護士日々雑感

最良の新たな一歩

今年も残すところあと5日となりました。

弁護士になり今年で5回目の年末を迎えます。
毎年感じることですが、年末は和解の機運が非常に高まります。

 ご相談者の抱える紛争はそのほとんどが現在または過去に起こった出来事です。

意識・無意識は別としても、事件の渦中にいる方々が、過去の出来事について1つの結論へと辿り着くことで、新年を新しい気持ちで迎えたいという自然な感情が表れているのかもしれません。
 
私は、弁護士が携わらせていただく紛争の解決は、ある意味依頼者の方にとって、過去と将来のターニングポイントだと思っています。

紛争の渦中は、どうしても過去の事実関係や人間関係に苛まれます。

そうした紛争もいつかは何らかの結論でもって終結を迎えます。

紛争が終結すれば、依頼者の方には、その先の新しい生活が始まります。

 

 

ですが、いかなるプロセスと結論をもって、その紛争を終結させられるかによって、依頼者の方が、その先にある長い長い新たな生活に、どんな気持ちで踏み出せるかが大きく変わってくるように思います。

 

弁護士は、依頼者の方の過去の出来事に向き合わざるを得ない状況における精神的・時間的な負担の受け皿になることとともに、依頼者の方の次なる生活への最良の新たな一歩を提供することもまた重要な役割だと考えています。

和解や示談が成立することが多い年末のこの時期は、いつも以上に依頼者の方の心情に敏感でありたいと思いながら依頼者の方々に向き合うことを意識しています

みなと神戸法律事務所
代表弁護士 向井 大輔